「へー…中々、良い動きをするな……」 「……要さんこそ」 周りの様子に気を配る程に、俺はまだまだ余裕だ。 では……… さっきは要さんが先に動いたから、今度は俺から仕掛けるか……… そう思い、態と構えを解いた。