龍奇譚-彼の想い-






「へー…中々、良い動きをするな……」

「……要さんこそ」



周りの様子に気を配る程に、俺はまだまだ余裕だ。





では………



さっきは要さんが先に動いたから、今度は俺から仕掛けるか………





そう思い、態と構えを解いた。