――――……



素早く着替えを済ませ、

学校の用意を詰めたお気に入りのエナメルバックを手に、

階段を駆け降りた。



ドタドタと床がうるさく鳴るが気にしない。



駆け降りたスピードはそのままに、

ダイニングの扉を勢い良く開けた。





すると、

ダイニングに隣接しているキッチンで母さんが朝食の用意をしていた。