「………何よ?」 「…いやっ、別に……」 笑い出しそうになる口を必死にタオルで抑えるが…… 「………ぶっ……」 無理だった……… 「………お兄ちゃ~ん?今、笑ったでしょう?」 「な、何言ってんだよ。空耳だ、空耳」 誤魔化すためにそう言ったが、 真琴はそんな事はお構い無しに… 「夜、覚悟しといてね」 と、いつもなら身震いするような言葉を発言した。