―――満月の夜、彼は見た。 エメラルドグリーンに輝く、 しなやかな身体を持つ龍の姿を… その姿を見た瞬間から、 彼の運命の歯車は音を立てて狂い始めた。 俄かには信じがたい龍の姿。 しかし、その驚きを更に超える姿を見てしまった。