でも、やっぱり、 また なってしまった。 それも、何度も。 私に友達はいない。 なのに、なんでだろう。 教室から、みんな いなくなっちゃうと、 「うっ……! な、なんで…!!」 息が苦しくなって。 気付いたら… …もしも、今の状況 ――服だけが、ふわふわと 浮いている――を 「普通の人」が見たら、 どう思うのかな。 でも、私は、 見ることができないけれど、 確かにここにいる自分に なんというか、 ほっとしていた。