華奢(きゃしゃ)で、 白い肌の瑠璃。 それが、もっともっと 白くなってた。 「………!!」 瑠璃はひどく驚いて、 さっと上げた自分の手を 見たかと思えば、 「…ご、ごめん!! トイレ行って来るっ!」 と、すごい勢いで 駆け出して行った。 ただならぬ様子に 呆然としていた私。 パフェと一緒に来た 紅茶も冷めたころ。 瑠璃が、転びそうな足取りで ゆっくり戻ってきた。 …涙を浮かべながら。