「だからなのかな、 私もここに来れた。 …瑠璃のちから?」 「ええっ?! 私も知らないよ! 本当に、わからないの。 …なんでだろうね。」 瑠璃は、微笑んでいた。 …嬉しそうにしている。 「たしかに私は、 ずっと家にいて、 自分は消えてて 見えなかったから… 自分の体を見て なんか不思議だったし、 まわりのものも、 久しぶりに見たような 感じはしたけど…。」 まさか 2人もそうだったなんて…」 「不思議だね…」 そういった私は、 ただ目を泳がせることしか できなかった。