でもこの声は湊

絶対に湊



ガチャ

ゆっくり開く扉から

たくさんの光とともに外の空気が
入ってくる




それとともに目に涙を浮かべた
湊の姿。


優しく、割れ物を扱うように
湊に抱き寄せられた


「俺、誤解してた。ごめんな」


何も返せなかった


でも必死に湊に抱き着いた

それがあたしの答え