キミに届ける愛言葉


サクこと咲良は俺が中学2年になった春に出会った。


正確に言えば中学に入った時に出会ってはいたが、話したりする関係を持ちはじめたのは中2からだった。


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あれは晴れた日でも雨でもない、曇り空の日。

特別なにかあった日でもなかった。

テレビをつければ、政治の意味不明なハナシ。

街中の掲示板には、その当時流行った携帯ゲームの番宣。

ホンットなんもない日。

「好きなの。風間クンがっ…」


俺はクラスメイトの女子に告られていた。


「え〜と…ごめん。」


「…なんで?」


「…なんでだろうね?」