「センパイ?」
おそるおそる扉を開いた。
目の前には涙をこぼすセンパイ。
「あ……み、三宅…?」
「サク…って」
確かにサク、って呼ばれることはある。
絢センパイはたまに私をサク、と呼ぶし。
「っ…わ、悪かったな…あんなことして。帰っていいよ…ホント、ごめん。」
「別にいいです…何されたって言ったら…確かに嫌なことばっかでしたけど…別に、初めてじゃないので。」
眉をひそめる私。そう。私にはもう初めてはない。
和真と付き合って3日目ですべてが終わって…そして浮気が始まったから。
「へ…ぇ、意外だな…」
「そんなことより…何があったんですか?その、サクさんと。」



