キミに届ける愛言葉

*桜side*


「失礼します…」


扉を開けるとフワッと私を包むように漂う香り。


「…お花の香り?」


「うん。桜だよ、いいにおいだろ??」


「うん…桜、かぁー…」


私なのに私じゃない。


私にはこんな甘い香りは合わない。


「…あぁ〜っつーか!!何か飲む??」


「えっ…いや!!」


そう。私は今、風間先輩の部屋に来ている。

泣いた私を見て、部屋に呼んでくれた。


「男の子なのに甘い香りだね〜似合ってるけどね。」

「あーうん、貰いモンの匂袋。枕元にあるよ。」


「見ていい?」


コクンと頷いたから私はベッドにのって枕元を探した。


「あっ、あったっ…───!!」


振り返ると同時にベッドに押し倒された私。


「えっ…?」