ギッと俺を睨んでからフッと柔らかい顔になった。 「きょう部活ないわよね…冬馬くんに私が一緒に帰ろうってお誘いしてたこと伝えて頂戴。」 踵をかえして学校に向かう草壁。 「ははっ…カッケー奴。」 冬馬は可愛い、ってたけど俺にはカッコいい、に見える。 桜を奪う。 助ける。 そう決めたんだ。 桜が誰を好きでも、想ってても。 俺が好きなのは桜だ。 諦めない。 桜を惚れさせる。 新しい目標ができた。 俺が… 桜を幸せにする。 俺が… 桜の隣にいる。 俺が…───