キミに届ける愛言葉

「…はぁ、ごめん…」

「いっ…いえ!」

すると颯人さんはまたニコッと笑ってくれた。

「俺は2年の風間 颯人。キミは?」

先輩だったんだぁ〜……どーりでわかんないのかぁ…

「1年の三宅 桜で…あっ──………」


言葉を続けたいのに…続かない。

共同トイレの影の窓から見えたのは、類くんが自転車置き場で円果と仲良さそうに話しているシーン。

「…えっ!?あ、あの…どうかした!?」

「えっ?あっ……」


颯人くんが見ている私の目元に触れると生温かい水滴が頬をつたう感覚。


私…泣いてるの?


「…ごめんなさっ…えっ!?」

ギュッと身体が包まれた。

だ、抱きしめられてるの?私。

「何があったかわかんないけど………」

颯人くんは悲しそうな顔をして

「今は俺を頼ってよ」


そう呟いた。