キミに届ける愛言葉

私は部屋に駆け込むと正体不明の涙を落とした。

「っ…うぅ…ヒックッ…」

こんな気持ち…円果には…相談出来ないよ…。

今まで何があっても、全てを話してきた親友。

なのに…言えない。

「お姉ちゃん…」

そうだ!お姉ちゃんに話そう…。

「お母さん!お姉ちゃんは…?」

「んー?貴史くんとおでかけよ♪てか夕飯出来るから早めにねー」

「…そか。わかったー」

明るく振る舞うものの部屋に入ると再び溢れ落ちる涙。

…なんでこんなに苦しいんだろ。


まるで…私が類くんを好きみたいじゃん…。


「……──好き」

その言葉をポツリと呟いた瞬間、今まで類くんに抱いていた気持ちが繋がった気がした。

あぁ…そうなんだ。

私、類くんが好きなんだ…。


今さら気付いて…もう遅いのにね。

私はその夜、類くんを想って涙を落とした。