「はい。本当に助かりました。ご面倒を おかけしてしまって」 「いーのいーの」 洋子さんは、を振って、カウンターの 椅子を引いた。 「さ、朝ごはんにしよう」 「泊めてもらった上に食事まで・・・」 「ほら、いーから座って。ウチは食べ物屋 だから、こんなのは本当の朝飯前」 あはは、と豪快に笑って、何も言わずに 仕込みをしていた店長さんを見た。 「ね、アンタ」 ちらり、と窺うと、店長さんは小さく 苦笑しただけ。