ふと、女の子がメニューから目を上げた。 猫を思わせる、目尻が上がり気味の アーモンド型の目。 今時の若い女の子にしては あっさりとしすぎているくらいに、 手を加えられていない顔の中で、 目だけが印象的だった。 「オススメってあります?」 急に話しかけられて、私は慌てながらも テーブルの上にあったランチメニューを 示して見せる。 「ええと・・・今日、一番出てるのは A定食になりますね」