パートを始めて半年ほどになるけれど、 この店に彼が女性を連れてくるのは、 初めてのことだった。 「何にする?」 お水を持って行くと、彼がそう 女の子に訊ねているところだった。 「うーん・・・」 女の子はメニューを見ながら、 考え込むようにを小さく漏らす。 「このへんとか、好きなんじゃない?」 「そうですね・・・」 自然なやりとりが、胸に痛い。