気合いを入れて、店に出て。 仕事をしていると、時間は 瞬く間に過ぎていた。 「裕美ちゃん、そろそろいいよ」 今日は昼だけで、と。 伝えておいた洋子さんから声をかけられ、 頷いた私は、 入口を出て行くお客さんに声をかけた。 「ありがとうございました!」