コクリとうなづく私の頭に夏帆は手をやった。 「まだ、大丈夫よ。私が何とかするから。」 「は?意味わかんないよ。ちょっと、」 夏帆は走ってどこかにいってしまった。 これだけしか書いてなかったってどういうこと? まだ、大丈夫って... もう、別れたから完全アウトなんだけど。 私はそのまま教室に向かうことにした。 結局、一時限目が始まるチャイムが鳴っても夏帆は帰ってこなかった。