桜side
「ん、ごめん。電話かかってきたからちょっと抜ける。」
「あ...分かった。早くしてね。」
「うん...」
私はそくささとスターバックを出て行く彼氏の背中を見守った。
彼氏?
彼氏っていえるのかは分からない。
だって、何人もの女の子に送るはずのメールを私に送ってきたり、デートの最中に抜け出して女の子と℡?
もし、私のような思いをしている子が世界にいるのならばさっさとそんな人と別れたほうがいいと思う。
でも、私はできない。
それ以上に好きだから、馬鹿だって分かってるけどね...。
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