「なぁ、ユニ」 俺はあの丘でユニを呼んだ。 「ん?」 ユニは夕日を見ながら返事をする。 「夢を見たんだ」 「……夢…?」 ユニは不思議そうに俺を見た。 「俺と同じ顔なのに、俺じゃないんだ」 それを聞いてユニは少し表情を変えた。 何か、嬉しそうな、でも少し寂しそうな。 そんな表情に変えた。