星がたり。



二次会。
一人で飲んでいるとまさかアイツから来た。

「や。」

「おう。」

平然を装って答えるものの、ちょっと緊張はする。
だいたい結婚式ってドレスだし。
ドレス初めて見たし。

「元気だった?」

そう言いながら隣に座る。
昔と同じ位置。
俺の左側。

「おう。」

「そか。彼女はできた?」

ちょっと楽しそうに俺を見上げて聞く。
昔のクダラナイ話の時と同じように話す。

「いや。」

「居ないの?」

「悪いかよ。」

「別にー?」

そう言ってお酒を一口。
ちょっと距離が近い。

もともとコイツは人との距離が近いけど。

ちょっと困る。