帰り道。 独りで空を見上げた。 アイツの好きな星がたくさん。 そういえば、最初にアイツにあげたのは星のペンダント。 月ってより星に見えたんだ。 キラキラして。 一緒に居ると幸せだった。 でも。 好きってよく解らないんだ。 一緒に居ると苦しい時もあるんだ。 俺、大人じゃないし。 子どもだし。 あっちも子どもだしな…。 って…。 何、思い出してるんだろうな。 苦笑したら、白い息が空に溶けた。