雨の裏側。

きっと誰にもわかりゃしない。

そっと、頭を撫でる。
俺ならこんなに泣かせないのに。
…なんて思うのは俺もおかしいのか?

そんな星の見えない雨の日。


「…おせっかい。」

「おせっかいですよ、どうせ。」

「………。ありがと。」

「ハイハイ…。」


ま、これだから…
止められないんだよな。
コイツの隣。

バカな自分に思わず苦笑。
そんな自分も嫌いじゃないけどね。


雨の裏側。

星と月だけが知っている。
星と月だけの秘密の時間。

たまにはいいんだろうな…。