「いつも輝いていなきゃいけないなんて、星って大変…。」

彼女は視線を空に戻し、呟いた。

「珍しいな。」

いつもめんどくさいくらい前向きなのに。
むしろ太陽みたいに煩いのに。

「たまにはそんな日もあるの。」

彼女は一つ溜息をついた。

よく見ると、いつもと違う顔。
そういえば最近彼氏とケンカしたとか言ってたけど。

何かあった?

…なんて聴いても答えないしな、コイツ。