「星、見に行こうぜ。」 昔はよく君から聴いた言葉。 大きくなってだんだん離れて… 何年も一緒に星を見に行く事なんてなかった。 「急にどうしたの?」 「いいだろ、別に。5分後に表で。」 幼馴染の特権なのか… 窓が隣り合っていて、よく窓を開けて夜中まで喋ってた。 それで親に怒られたり。 近頃は彼女が出来たとかで、窓すら開けてなかったのに。 久々の窓での会話、5秒。 何故か星を見に行く事になっていた。