そこから私の行動は早かった 「さらば「はさせねーからな」 ……はずだった。 笹原晶の方が早かった。 くそう。寝起きの分際でなんて奴だ。 「旦那様、本来キスは旦那様が先に行ってきますを言う場合のみ使用可能な技ですよ。朝の挨拶はご飯を食べるまでのお話です」 内心とは別に私はにこやかに笹原晶の口元を手で押さえ、制止。 「………じゃ、したいからする」 「無理です!」 腰をホールドされても朝からラブラブまじごめんです。 職場に行くまでが気まずいんだ。 顔真っ赤で電車に乗る私の身にもなってくれ。