「うん、だからさ…」
おぉ、だてに委員長やってないな。
ただの阿呆だと思っていたが、違ったみたいだ。
彼は彼できちんと考えていたらしい。
さすがである。
意外と良いところもあるじゃないか。
「笹原…君…様に、お願いしてくれませんか、鈴木様?」
前言撤回。
阿呆ではなく、超ど級の阿呆だ。
「無理。絶対嫌。ごめんなさい、さようなら」
人の気も知らないで、最低だ。
結局自分のことしか考えてないんだ。
「頼む!
皆でやろうよ、文化祭!」
「……悪いけど、私文化祭休むから。
腹痛の予定なんで。
今日は頭痛がするので帰ります」
私は鞄を持って立ち上がると早足で教室を出た。


