しかし、私が次に委員長のセリフを聞いたのは意外な言葉だった。
「そんなことだろうと思ったよ!
ますますやらないとね」
いや、ちょっと待て。
「何が、"そんなこと"なんだい?」
「鈴木さんが笹原君をまだ好きだってこと」
「…………」
頭がクラクラした。
何故こうも周りの奴らは……
まぁ、元々良くも悪くも噂好きのクラスだからな。仕方ないか。やれやれ。
「あー…あのさ、委員長」
「?」
「私はともかく、笹原晶には金輪際関わりませんと誓いを立てたばかりなんですが?」
「大丈夫!
不慮の事故ってことで」
どんな事故だよ。
そうツッコミたかったが、目の前でキラキラした笑顔を浮かべているコイツに何を言っても無駄だと私は悟った。
大人経験値1上がった。
ならば仕方ない。
もう一つの理由を述べるとしよう。
「笹原晶を重役にした所で出席するとは思えませんが?」
コレでどうだ。


