「俺の友人が知り合いの音楽関係の人に手伝ってもらって作った歌なんだ。
ド素人の歌だから、プロが聞けば何だって思われるかもしれねーけど…俺、好きなんだよ」
何か巡り巡って繋がるってとても素敵だ。
私の世界は案外狭くてどこかしら繋がってるのではないか…と考える私はロマンチストだろうか?
「私も好きだよ、その曲。
今日、守に聞かせてもらった」
「姉貴が!?
…ふーん、そっか」
そうして私達はたわいもない話を小一時間程してしまった。
“アナタに伝える言葉を愛そう”
今日、少しだけ自分が話す言葉を愛せた気がした。
その日の夜は綺麗な月が浮かんでいて、窓から私達を照らしてくれていた。
そんな静かな夜だった。


