「大樹君ってさぁ…私のこと避けてたんじゃないの?」
「……ん、まぁ。
だけどあんな顔見たら…ほっとけねーというか…無視出来ないというか…」
そうか。
そういう所は守に似てるなぁ…
さすがは姉弟。
「…大樹君は二年も会ってなくて、連絡もとってない父親が突然帰って来たらどうする?」
「………別に何も」
やっぱりそんなものなのか。
私がおかしいのだろうか。
たかだか父親が帰って来たぐらいで。
「…でも、そう思うのはそんな立場になってねーからかもしれねー」
「……え?」
「あー…つまり、だな。
……紗奈さんは父親のこと嫌いなのか?」
嫌い………?


