「ささ、いつまでも玄関じゃあアレだから上がって上がって!」 悦子さんは目をキラキラと輝かせながら言った。 …この人と家の母親は同じ匂いがする。しかし、悦子さんの方が比べ物にならないくらい美人だが。 「私の部屋行こ!」 守はそう言って私が返事をするまでもなく腕を引っ張り連れて行く。 部屋に入るなり開口一番。 「私、宿題終わってないの。 手伝って?」 気の利く奴である。