「――というわけで現在フリーの鈴木さんです」


「はぁ!?」




現在昼休み。
友人の守と一緒に寂しい女子会開催中。


因みに笹原晶は早退しました。別れを一方的に告げて去って行きました。酷いよね。




「アンタ、それで良いの?」


「何を言うんだい、守ちゃん。
本来ならコレがあるべき姿。私がずっと望んでいたことなのだよ」




だって恋をしていたわけじゃない。
馴れ初めだって普通じゃない。




「それなのにアイツは―笹原晶はそんなこと知りもせずに私をいっつも困らせてばかりだった」




いきなり公衆の面前で告白してくるし

手は繋いでくるし

道端でいきなりキスするし

膝枕をさせるし



私をいつも困らせてばかり。
私の気持ちも考えないで困らせてばかり―――…