恋愛季節




「そんな面白い?」


意外だったのか、先輩は驚いた様子で尋ねてきた。


「はい……なんか、笑っちゃって。すみません」

「いや、いいよ。…笑ってくれてよかった」



ふ、と優しく微笑む先輩。

キュン


せ、先輩……

そんな顔でわたしを見ないで。



「あ、終わりました」


緊張して先輩の顔見れない。


「さんきゅ!俺、2年2組の東颯大!」

「1年5組の吉沢神南です。」

「よろしく、吉沢さんっ」


今度はニカッと白い歯を出して笑う先輩。


キュン


またドキドキしちゃう。


「よろしく、お願いします」


初めて、先輩と会話ができた日だった―――。