恋愛季節




「高橋……」


高橋は、音楽を聞きながら、壁に寄りかかりっていた。

あたしは、高橋に走り寄る。


「篠田。……よかった」


ホッとしたようにふぅーと息を吐く。

真っ白な息に、真っ赤な鼻。


「ずっとここに?」

「…まぁな。篠田に何かあったら、って思って。」


もう……本当好き。


「高橋、肉まん買お。」

「おぅ」

「高橋、大好きだよ。」

「おぅ……え!?」


さりげなく言ったあたしの台詞に驚く高橋。


「これからも、あたしだけを好きでいてね。」

「……当たり前」


恥ずかしながら、コンビニの入り口付近でキスをするあたし達。


「……恥ず。」

「あたしも……。」


昔のあたしなら、考えられない行為だな。

クス、と笑いながらコンビニに入っていった―――……