なんであたしの好み知って……
咄嗟にお母さんを見ると、優しく微笑んでいた。
お母さん…本当は、あたしのこと、ちゃんと分かっててくれてたの?
「……麗美。こちらは、」
「近藤匠です。」
お母さんが紹介する前に、自分の名前を言う。
「サチコさんと、お付き合いさせてもらってます。それで……その。」
緊張してるのか、グビッと熱々のミルクティーを飲む近藤さん。
「あちっ」
「大丈夫?」
「大丈夫大丈夫!」
ニカッと笑う近藤さんに、安心したように微笑むお母さん。
2人は、いい夫婦になる。
そう思う。
「再婚、するんでしょ?」
「……えぇ」
一瞬何で知ってるの?という顔をした後、深く頷く。
「2人なら、上手くやってけるよ。応援してる」
「麗美……ありがとう。」
あたし……お母さんは、自分のことしか考えてない自分勝手な人だと思ってた。
でも……
あたしの心配をしたり、ちゃんと考えていてくれていたんだ。
「あたし、ちょっと出てくる。」
近くのコンビニに行くために外に出る。
……あれ?
あそこにいるのって……

