恋愛季節




でも、陸はその日以来毎日朝と放課後、校門の前にいた。

メールや電話もしつこいくらい来て、もうたくさんだった。


「麗美、それってさ、ストーカーだよね?」

「うん……」


どうしよう。
本当に怖くなってきた。


「誰かにボディーガード、頼めば?」

「……うん」


でも、ボディーガードを頼める男子がいない。


「あ、高橋君」

「…何?」

「あのさ、麗美のボディーガードしてくれないかな?」


亜美奈は、近くにいた高橋に声をかける。

なんでよりによって高橋!?


「何で?篠田なんかあったの?」


いつもと変わらない平然とした顔で詳しく聞いてくる。
久しぶりに話すのに、高橋は緊張とかしないんだ…。


「元カレに、ストーカーされてるんだって。」

「元カレ?ストーカー?」


眉間にシワを寄せて、意味がわからないという表情を見せる。


「このまま行くと、何起きるかわかんないし、お願い!」


亜美奈は得意の上目使いを使って、高橋を見つめる。


「……わかったよ。」

「本当!?ありがとう!」


えぇー……。

引き受けちゃうの?

有り難いけど、気まずい。