「それは、ありえません。これからのことをよく考えてみてください」


そう言って先生は部屋から出て行った


「そんな…嘘よ!由紀が…死ぬはずなんか…」


お母さんは泣き崩れている


そんなお母さんを見るのは初めてだ


「……」


お父さんは何も言わずただ強く拳を握りしめていた