「由紀?お前本当に大丈夫か?」 「大丈夫だって、このくらい…」 なんともない、という言葉を言い終わらずに私は再び激しい頭痛に襲われた 頭が割れてしまうんじゃないかってほどの痛み 立っていることもままならない 「由紀!!」 翔太もいつもと違う私に気がついたのか慌てて駆け寄ってきた