happy birthday~君との約束~㊤




「由紀?お前本当に大丈夫か?」


「大丈夫だって、このくらい…」



なんともない、という言葉を言い終わらずに私は再び激しい頭痛に襲われた


頭が割れてしまうんじゃないかってほどの痛み


立っていることもままならない


「由紀!!」


翔太もいつもと違う私に気がついたのか慌てて駆け寄ってきた