あのね翔太。 私決めてたことがあったんだ。 どんなにつらいことがあっても翔太とずっと一緒に居ようって。 どんなことがあっても翔太と繋いだこの手を離さないようにしようって。 なのに、私は自分から翔太の手を離したんだね。 そして、知る余地もなかった。 この先翔太と私が過ごすことの出来る時間は。 砂時計のように減っていることを。