「どうしてそこまでするの?」 先生は首をかしげる。 「由紀は…限界まで頑張って、ほっとけないんです」 強がっていつも損して、自分のことは後回し。 そんな由紀を俺はずっと見てきた。 だから目が離せないほどにほっとけない。 俺は由紀の髪にそっと自分の手を置いた。 「ほっとけない…?」 「はい。何て言うのかな…危なかっかしくて見ていられない」 俺にもうそんな資格ないと分かっていても見て居たいんだ。