「大丈夫…だよ」 そう言って由紀は微笑んだあとまた意識を失った。 「き…由紀っ!!」 必死に由紀の名前だけを呼んだ。 俺の声だけが階段に響き渡るぐらいに。 俺は由紀に自分の来ていたブレザーを着せ、抱きかかえた。 由紀はもともと痩せていたが、多分あの時より痩せた。 ちゃんと食っているのかと思うぐらいにはっきりと。 とにかく今は由紀を保健室へと運んだ。