「はい、俺にとって世界で一番大切な人です」 もう振られちゃったんですけど、と付け加えた彼の声は寂しさが混じっていた シーツをぎゅっと握りしめる 止めてよ 彼女が居るくせにそんな期待させること言わないでよ ドキドキなんてしないって決めたのにどうして彼は私の鼓動を早くさせてしまうんだろう 忘れようとしているのにいつもいつもズがズがと心に踏み込んでくる どんなに壁を作ってもいとも簡単に乗り越えてしまう