happy birthday~君との約束~㊤



その時、唇に感じる誰かの体温。


薄らと遠のく意識の中誰かが私の名前を呼んでいる


「―…き、由紀…!」


誰?


貴方は…誰?


ぼやけていて私を呼んでいる人の顔が見えない


「しっかりしろ…!」


しっかりと私を抱きしめている腕は暖かくて優しい


私を包み込んでいるこの手が小刻みに震えている