その時、唇に感じる誰かの体温。 薄らと遠のく意識の中誰かが私の名前を呼んでいる 「―…き、由紀…!」 誰? 貴方は…誰? ぼやけていて私を呼んでいる人の顔が見えない 「しっかりしろ…!」 しっかりと私を抱きしめている腕は暖かくて優しい 私を包み込んでいるこの手が小刻みに震えている