happy birthday~君との約束~㊤




いつもいつも「おはよう」といって待ってている人はもういない


わたしから手を離してしまったから


「……おはよう」


誰もいない玄関先で呟く私の声は誰にも届かない


翔太と歩いていた道を今は一人で歩いている


「あーあ…まさかこんなに寂しいなんて思ってもいなかったなー」