いつもいつも「おはよう」といって待ってている人はもういない わたしから手を離してしまったから 「……おはよう」 誰もいない玄関先で呟く私の声は誰にも届かない 翔太と歩いていた道を今は一人で歩いている 「あーあ…まさかこんなに寂しいなんて思ってもいなかったなー」