「ねぇ、何で?」 答えてくれないからもう一度言ってみた。 「…みんな部活があるから!今日あたし部活ないから、全部あたしに任せてって言ったんだ!」 「それにしては、これはちょっと汚くない?」 「みんな初めて作ったから、こぼしたりするのはしょうがないんじゃないかな?」 「でも自分の目の前の場所とかは、部活が忙しくても台布巾とかで拭くのが普通じゃない?すぐ終わるし。」 「………」 蒼葉は下を向いて黙ってしまった。 ケーキを切っていたはずの手は止まっていた。 もしかして…