「…はぁ…はぁ…っつ」 疲れた…! あれからずっと走り続けていたあたし。 時間はもう6時を過ぎている。 我に返ったあたしは何処まで走っていたのか… 一旦立ち止まり、辺りを見まわしていたら、ある部屋に目が止まった。 ―家庭科 調理室― それは一番奥の3号棟にある教室だった。