赤ちゃんの頃から一緒にいた俺たちは、もちろん幼稚園も一緒だった。 でも、とにかく俺は笑わない子どもだった。 「太陽はどうして笑わないの?」 ある日、いつものように3人で遊んでいたときだった。 朱莉が俺に聞いたんだ。 「僕も気になる!」 紫苑も朱莉に賛成した。 「え?笑う?」 正直、俺には笑うって言葉の意味が分からなかった。 「うん!ほら、これ!」 そう言って、朱莉は紫苑と目を合わせて笑顔を作った。 「それが…笑うってこと?」