「行ってらっしゃい」 「行ってきまーす」 次の日、私はいつもと同じ時間に家を出る。 「よ!」 道路に出るとやっぱりいつものように太陽がいる。 「おはよー」 私がトコトコ近づくと、普通に手を繋いでくれる。 「あったかい…」 「当たり前だろ?」 誇らしげに言う太陽に私はキュンってなる。 「へへ…」 「なんだよ…」 「ううん?幸せだなって思って」