「ファミレスにでも寄ってく?」 俺は瑞恵の機嫌を探りながら聞いた。 「ん~…今日の晩ごはんはハンバーグだからいい!」 瑞恵は本当にハンバーグが好きだ。 「そっか…?」 「うん!…紫苑?」 瑞恵は急におとなしくなった。 「気、遣わないで大丈夫だよ?」 ばれてたんだ…。 「辛くないか?」 「ん…辛くないって言ったら嘘になるかな」 そう恥ずかしそうに笑った。 「でも…うらやましいな。幼馴染って」 実は瑞恵は施設で暮らしている。 だから、みんな友達というよりは家族なんだと思う。